「業績が上がる → 預金残高が増える」ではなく、「預金残高が増える → 業績が上がる」
こんにちは。
大阪府箕面(みのお)市で税理士をしている池田です。
今日は『「業績が上がる → 預金残高が増える」ではなく、「預金残高が増える → 業績が上がる」』をテーマに書いていきたいと思います。
今日は思いっきりメンタルの話です。
「支払いができないかもしれない。」
「このままいくと、あと1年もたないかもしれない。」
こういった恐怖を一度味わった経験がある方なら、お分かりいただけるかと思うのですが、常に心のどこかに言葉にできない恐怖という重しがあって、お金のことばっかり考えてしまうことと思います。
こんな状態では前向きに考えることは難しく、後ろ向きな考えばかりが思いつき、無意味なやり過ぎたコストカットなど、正常とは言えない判断を下してしまう状況に陥ってしまう方もしばしばです。
そうなってしまってから弊所に相談に来てくれた社長に対するアドバイスはこれしかありません。
「とにかく自分や会社が持っているもので使っていないものは何でも売って換金してください。安くても不要な不動産は売りましょう。必要最低限な保険以外は解約しましょう。そして、ここからが重要です。お金を借りられるなら土下座してでも借りてきてください。それができないなら会社をやめましょう。」
経営の舵取りに大きな影響を及ぼすものは、預金残高です。
預金残高が増えれば、時間の余裕を生み、正常な心と頭で適正なリスクを負った決断ができるようになります。
「卵が先か、鶏が先か」論で本件を考えると、切羽詰まった状況では預金残高を増やすのが先。
というより、預金残高がない状態で業績を上げることは不可能だと肝に銘じてください。
切羽詰まった状況では、本気出すしかないですよね。
ありがとうございました。