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【箕面】税理士の月次面談では何をする?月次報告書の中身を公開

【箕面】税理士の月次面談では何をする?月次報告書の中身を公開

この記事の3行まとめ

✓月次面談は、月次報告書を使って、前月の数字を翌月に1時間かけて社長と確認する「毎月の経営会議」です。
✓計画との比較、前期との比較、決算着地予想、納税予測、資金繰りを毎月確認します。
✓税理士は答えを出しません。社長が自社の数字を考える時間を、毎月確保するのが役目です。

池田税理士事務所の月次面談は、月次報告書を使って、前月の数字を翌月に1時間かけて社長と確認する「毎月の経営会議」です。前月の実績を経営計画書や前期と比べ、決算の着地、納税額、お金の動きまで確認します。

大阪府箕面市の当事務所では、財務コーチングのサービスとして、北摂・阪神エリアを中心とした顧問先と毎月この面談を行っています。

「月次面談」と聞いても、具体的に何をするのかイメージしにくいかもしれません。この記事では、当事務所が毎月お渡ししている月次報告書を、架空の会社「株式会社サンプル」の資料で公開します。面談で実際にどんな話をしているのかも、そのままご紹介します。

池田税理士事務所が毎月お渡しする月次報告書のサンプル表紙

月次面談の概要(毎月面談プラン)

項目 内容
頻度毎月1回
時間1回1時間
時期前月分を翌月15日前後に行うのが目安(ご都合により20日〜月末になることもあります)
場所訪問・事務所へのご来所・オンラインから選べます(現在の顧問先は、それぞれほぼ同じ割合)
担当代表税理士(担当者の交代はありません)
お渡しする資料月次報告書(A4サイズ):経営会議メモ、単月・累計の比較、決算着地予想、概算納税額計算、簡易資金繰り表
提供形態財務コーチング
今の顧問税理士との関係今の税理士との顧問契約はそのままでご依頼いただけます

実物サンプル公開中
月次報告書のサンプル(PDF)を
ご覧いただけます
財務コーチングのページで、実際にお渡ししている資料を公開しています。
サービス内容や料金のご案内、現状確認・お見積もりまでは無料でご案内しています。
📞 電話で相談する
080-6162-1224
✉ お問い合わせはこちら
24時間受付

▶ サンプル資料を見る(財務コーチングのページ)

月次報告書の構成

株式会社サンプルは、11月決算の会社です。ここでは、7月中旬の面談で6月分の数字を確認している場面を例にします。

月次報告書は、次の資料で構成しています。

  • 経営会議メモ
  • 単月比較(計画との比較・前期との比較)
  • 累計比較(計画との比較・前期との比較)
  • 決算着地予想
  • 概算納税額計算
  • 簡易資金繰り表

計画の数字は、年に1回作る経営計画書から流れ込む仕組みです。経営計画書の作り方は、経営計画書は税理士とどう作る?実物サンプルで手順を公開で公開しています。

1時間の面談の流れ

①単月の数字を計画と比べる

最初に、6月1か月分の数字を計画と比べます。予算(計画)と実績を比べて管理することを、「予実管理」と呼びます。

株式会社サンプルの6月の売上は約1,913万円で、計画比95.3%でした。

単月の数字は、取引のタイミングなどでぶれやすいものです。そのため、ここでは「何か特別なことがあった月か」を確認するにとどめ、次の累計をじっくり見ます。

月次報告書の単月比較(計画)のサンプル

②累計の数字を計画と比べる

次に、期首の12月から6月までの7か月分の累計を見ます。

累計の売上は約1億3,367万円で、計画比95.2%と、計画に届いていません。一方で、限界利益率は計画の51.1%に対して、実績は53.5%と上回っています。売上単価を上げるか、仕入単価を下げることに成功しているサインです。売上の金額だけを見ていると、この良い変化を見落としてしまいます。

経常利益は計画比109.7%で、計画を約69万円上回っています。ただし、ここで安心はできません。製造部門の修繕費が計画より約264万円少ないのは、計画していた大規模修繕をまだ実施していないためです。

面談でよくお聞きすること(例)

「計画していた修繕は、いつ頃実施する予定ですか?」
「この月だけ外注費が増えたのは、なぜですか?」

「計画より利益が出ている」の中身を分解して、本当の実力を確認するのも、面談の大切な役割です。

月次報告書の累計比較(計画)のサンプル

③前期と比べる(テンションを下げないために)

計画との比較だけでなく、前期とも比べます。

計画は、言ってみれば理想です。理想とばかり比べていると、未達の月が続いて気持ちが下がってしまいます。でも、前期より成長しているなら、それは十分に素晴らしいことです。

株式会社サンプルの累計は、売上が前期比105.7%、限界利益が前期比108.0%でした。計画には届いていなくても、前期よりしっかり伸びています。

経常利益は前期比98.3%と、わずかに前期を下回っています。これは、計画どおり社長の役員報酬を上げた結果で、累計で前期より225万円増えています。数字の理由が分かれば、慌てる必要はありません。

月次報告書の累計比較(前期)のサンプル

「計画未達」でも、見るべき数字はほかにあります 数字の読み方から、
一緒に確認します。
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④決算の着地を予想する

決算着地予想の資料では、12か月の損益が横に並びます。実績がすでに出ている月には実績を、まだ来ていない月には経営計画書の数字を入れます。これで、「このままいくと決算はどこに着地するか」が毎月見えます。

株式会社サンプルの着地予想は、経常利益が約1,230万円です。計画の約1,161万円を上回っているように見えます。

ところが、この着地予想には、8月に予定している大規模修繕の残り約264万円が含まれていません。修繕を予定どおり行うと、実際の着地は約966万円になり、計画を下回ります。経営会議メモに「現状のペースでは厳しい」と書いているのは、そのためです。

表の数字だけでは見えない前提を、面談で社長と一緒に確認しています。

月次報告書の決算着地予想のサンプル

⑤納税額を予測する

決算の着地が見えれば、納税額の予測もできます。法人税等と消費税のそれぞれについて、年税額からすでに払った中間納付額を差し引き、決算後に納める予定の金額を出します。株式会社サンプルでは、決算後に法人税等と消費税をあわせて約570万円を納める見込みです。

納税額が早めに分かれば、節税対策も早めに検討できます。現状が分からなければ、対策の打ちようがありません。また、納税はまとまった支払いになるので、資金繰りの面でも早めの把握が大切です。

月次報告書の概算納税額計算のサンプル

⑥簡易資金繰り表でお金の動きを確認する

2026年9月から、月次報告書に簡易資金繰り表を加えました。利益が出ていても、手元のお金が増えているとは限らないからです。

簡易資金繰り表では、次の3つを1枚で確認します。

  • 金融機関ごとの預金残高の推移(直近6か月)
  • 借入金などの負債の残高
  • 今後6か月の借入返済や納税の支出予定

簡易キャッシュフローは、「税引前利益 + 減価償却費 − 借入返済 ± 税金」で計算した簡易的な数字です。

預金の増減を、「利益」「借入返済」「納税」に分けて見られるので、「利益は出ているのに、お金が減っている」理由がつかみやすくなります。数か月先の返済や納税の予定も並べているため、まとまった支払いの前に余裕があるかどうかを、面談の場で一緒に確認できます。

月次報告書の簡易資金繰り表のサンプル

⑦経営会議メモを残す

最後に、話し合った内容を経営会議メモにまとめます。項目は、利益を生む要素に沿って分けています。

  • 販売数量アップ
  • 売上単価アップ
  • 変動費単価ダウン
  • 固定費削減
  • 固定費アップ(攻めのコスト)
  • その他

前月のメモと当月のメモを左右に並べるので、先月決めたことがどうなったかが一目で分かります。

株式会社サンプルの例では、前月に「長年単価を据え置いてきた取引先に、値上げの相談をする」と決めていました。当月のメモには「訪問してコスト上昇の事情を説明し、一定の理解を得られた。次回、具体的な数字を提示する」とあります。

お金の面でも同じです。前月のメモに「来月、法人税と消費税の中間納付(合計約371万円)の期限が来るため、納税資金を確認する」とあり、当月のメモでは「中間納付は完了済み」と確認しています。

こうして毎月、計画・実行・確認・改善のサイクルが回っていきます。

前月と当月を並べた経営会議メモのサンプル

税理士は答えを言いません。質問をします

月次面談で、当事務所が社長に偉そうなことを言うことはありません。お客様の商売を一番よくご存じなのは、社長だからです。

当事務所がしているのは、数字を見ながら質問をすることです。そうやって、社長が自分の会社の数字について考える時間を、毎月半ば強制的に確保する。それが月次面談での当事務所の役目です。

社員にも家族にも言いにくいことを、数字を前にして率直に話せる。月次面談を、そんな時間として活用されている社長も少なくありません。

毎月1時間しっかり時間を取ってもらうことで、自分自身が事業と向き合う強制的な思考時間になっています。

——箕面市・学習塾の社長

池田先生が作る月次報告書のおかげでスピーディーに借りられたと、銀行側からも言われました。

——大阪市・建設業の社長

ほかのお客様の声は、財務コーチングのページでご紹介しています。

月次面談が向いている会社

  • 計画を立てても、途中で見直す機会がなく「作りっぱなし」になっている会社
  • 決算が終わってから税金の額を知って、毎年慌てている会社
  • PDCAを早く回して、早く業績を上げたい会社

年商2,000万円〜1億円規模の会社の社長に、特に多くご利用いただいています。

決算前では遅いことも
納税額が分かるのが決算後では、
打てる手が限られます
期中から数字を見ていく
体制づくりをご相談ください。
📞 080-6162-1224 お問い合わせはこちら

よくある質問

Q. 月次面談は、いつ・どのくらいの時間で行いますか?

毎月面談プランでは、前月分の数字を翌月15日前後に、1時間かけて確認するのが目安です。ご都合により、20日〜月末になることもあります。

Q. 面談は事務所に行く必要がありますか?

訪問・事務所へのご来所・オンラインから選べます。北摂エリアを中心に対面で伺うほか、オンラインでも対応しています。

Q. 今の顧問税理士を変えずに頼めますか?

はい。月次面談を含む財務コーチングは、今の顧問税理士との契約を続けたままご利用いただけます。

Q. 月次面談を受ければ、利益は必ず上がりますか?

利益が上がることを保証することはできません。結果は、サービスをどう活用するかによります。月次面談は、資料を使って社長の頭の中をシンプルに整理し、次に何をすべきかに時間を使えるようにするためのものです。

Q. 料金はどのくらいですか?

会社の規模や記帳の状況、面談の頻度によって異なります。業種・規模別の6つの料金事例をまとめた記事で目安をご確認いただけます。正確な金額は、現状を伺ったうえでお見積もりします。

Q. 面談のために、こちらで準備するものはありますか?

毎月の会計データがそろっていることが前提です。freee・マネーフォワードなどのクラウド会計にも対応しています。記帳が負担になっている場合は、記帳代行と組み合わせることもできます。

まとめ

  • 月次面談は、前月の数字を翌月に1時間かけて確認する、毎月の経営会議です。
  • 単月・累計の数字を、計画と前期の両方と比べます。
  • 売上だけでなく限界利益率を見ることで、単価アップなどの成果が見えてきます。
  • 決算着地予想は、表の数字の前提まで確認して、本当の着地を見極めます。
  • 納税予測と簡易資金繰り表で、先のお金の動きを毎月確認します。

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この記事を書いた人

池田朋広

池田 朋広(いけだ ともひろ)

税理士(登録番号:134761) 池田税理士事務所 代表 認定経営革新等支援機関(ID:107227003301)

大阪府箕面市を拠点に、北摂・阪神地域の法人・個人の税務を支援。吉本NSC、爬虫類ショップ、大手企業・メガバンクへの出向など異色のキャリアを経て税理士に。「こんなこと聞いていいの?」と思うような些細な疑問も、なんでも気軽に相談できる税理士を目指している。freee・マネーフォワードへの対応など、クラウド会計を使った業務効率化にも積極的に取り組む。

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