【箕面】税理士が何もしてくれないと感じる理由|仕事の範囲と選び方
この記事の3行まとめ
「うちの税理士は何もしてくれない」と感じる原因の全てが、税理士の怠慢とは言えません。経営者が期待している業務と、実際に依頼している業務の範囲がズレていることも、大きな原因になっています。
税理士の仕事の範囲は、外からは見えにくいものです。税理士側も、自分たちが何をして何をしないのかを、きちんと説明してこなかった面があると思います。その結果、経営者の頭の中の「税理士ならこれくらいしてくれるはず」というイメージと、実際のサービスとの間にズレが生まれます。
このズレを整理しないまま税理士を変えても、同じ不満が繰り返されることがあります。まずは、自社が税理士に本当は何をしてほしいのかを確かめるところから始めましょう。

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自己チェック:本当はしてほしい業務はどれですか?
業務ごとに、「今してもらっている」「本当はしてほしい」にチェックを入れてみてください。表のチェック欄は、クリックで実際にチェックできます。
| 業務 | 今してもらっている | 本当はしてほしい |
|---|---|---|
| 【基本】 記帳のチェック、決算書・申告書の作成 | ||
| 【税務の応用】 節税対策の提案 | ||
| 【税務の応用】 税務調査への対応 | ||
| 【経営・財務】 月次決算・毎月の面談 | ||
| 【経営・財務】 経営計画書の作成 | ||
| 【経営・財務】 納税額の予測・資金繰りの確認 | ||
| 【経営・財務】 融資の相談 |
「本当はしてほしい」にだけチェックが入った業務が、不満の正体です。チェックが【基本】【税務の応用】【経営・財務】のどこに集まったかで、次の一手が変わります。

なぜズレが生まれるのか
税理士法で税理士だけに認められている仕事は、税務代理・税務書類の作成・税務相談の3つです。記帳や決算書の作成は、これに付随する業務として位置づけられています。
税理士試験も、この仕事に合わせた内容になっています。科目は、会計に関する科目(簿記論・財務諸表論)と、税法に関する科目の2つに分かれます。試験で問われるのは、正しく会計処理をし、正しく税金を計算する知識です。
そのため、表の【基本】にある「記帳のチェック、決算書・申告書の作成」は、どの税理士にも頼める業務です。地味に見えますが、年に1回必ず必要で、ご自身で行うのは難しい、価値のある仕事です。
一方で、【税務の応用】の節税提案や税務調査への対応力は、税理士によって差が出ます。【経営・財務】の業務は、税金の計算とは別の分野です。売上の伸ばし方や資金繰りの考え方は試験に出てこないため、対応している税理士とそうでない税理士に分かれます。
「何もしてくれない」と感じるとき、多くの場合、チェックは【税務の応用】か【経営・財務】に入っているはずです。それは、今の税理士がサボっているからではなく、そもそもその業務が依頼の範囲に入っていない可能性があります。
経営相談を税理士にできるのかについては、税理士に経営相談はできる?その答えと理由を正直にお話ししますでも詳しくお話ししています。

チェック結果別:次の一手
A. 【基本】だけで十分だった方
今の税理士とのお付き合いで問題ないかもしれません。報酬がその業務範囲に見合っているかだけ、一度確認してみてください。
B. 【税務の応用】をしてほしい方
まずは、今の税理士に「節税の提案もしてほしい」と伝えてみるのが近道です。対応が難しいと言われたら、別の税理士を検討するタイミングです。税理士の切替えについては、顧問税理士サービスのページでご案内しています。
C. 【経営・財務】をしてほしい方
選択肢は2つあります。
1つ目は、経営相談に対応している税理士に顧問を切り替える方法です。切替えの手順や、今の税理士への伝え方は、顧問税理士サービスのページでご案内しています。
2つ目は、今の税理士との顧問契約はそのままで、経営相談の部分だけを別の税理士に頼む方法です。長年お付き合いのある税理士を変えるのは気が引ける、という方に向いています。大阪府箕面市の池田税理士事務所の財務コーチング(毎月の面談・経営計画書の作成)は、この形でもご利用いただけます。

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税理士との関係を見直した社長の声
大阪市で建設業を営む社長は、以前の税理士との関係をこう振り返っています。
前の税理士の言うことが全く分からなかったんです。「経営者なら分かっているだろう」という前提で話されていて、質問もしにくかった。
当事務所に変わってからは、次のような声をいただいています。
分かるように噛み砕いて話してくれていて、質問しやすい。嫌がりもせず、毎回ちゃんと答えてくれます。
——大阪市・建設業の社長
池田先生は「じゃあ、どうするのか?」と次の手を考えることを促してくれる未来志向の先生です。
——箕面市・学習塾の社長

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よくある質問
Q. 税理士が何もしてくれないのは、税理士が悪いのでしょうか?
一概には言えません。記帳のチェックと申告書の作成をしているなら、税理士として必要な業務は行っています。不満の原因には、期待している業務と依頼している業務のズレもあります。まずは自己チェック表で整理してみてください。
Q. 税理士は節税対策を必ず提案してくれるものですか?
節税対策は税理士試験で直接問われる分野ではないため、提案の内容や頻度は税理士によって異なります。依頼する前に、どのような提案をしてもらえるのかを確認しておくと安心です。
Q. 今の税理士を変えるべきか迷っています。
自己チェック表で「本当はしてほしい業務」が分かったら、まずは今の税理士に相談してみることをおすすめします。それでも難しい場合に、切替えや、経営相談だけ別の税理士に頼む方法を検討しましょう。
Q. 今の税理士との契約はそのままで、経営相談だけ頼めますか?
池田税理士事務所の財務コーチングは、今の顧問税理士との契約を続けたままご利用いただけます。料金の目安は、業種・規模別の6つの事例をまとめた記事でご確認いただけます。
まとめ
- 「税理士が何もしてくれない」の原因には、期待している業務と依頼している業務のズレもあります。
- 税理士法で税理士だけに認められている仕事は、税務代理・税務書類の作成・税務相談の3つです。
- 記帳のチェックと申告書の作成は、どの税理士にも頼める、価値のある基本業務です。
- 節税提案や経営相談は、税理士によって対応が分かれます。
- 自己チェック表で整理すれば、今の税理士に相談するか、変えるか、経営相談だけ別に頼むかが見えてきます。
財務コーチング
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この記事を書いた人
池田 朋広(いけだ ともひろ)
税理士(登録番号:134761) 池田税理士事務所 代表 認定経営革新等支援機関(ID:107227003301)
大阪府箕面市を拠点に、北摂・阪神地域の法人・個人の税務を支援。吉本NSC、爬虫類ショップ、大手企業・メガバンクへの出向など異色のキャリアを経て税理士に。「こんなこと聞いていいの?」と思うような些細な疑問も、なんでも気軽に相談できる税理士を目指している。freee・マネーフォワードへの対応など、クラウド会計を使った業務効率化にも積極的に取り組む。
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